ここでは各ムダ毛処理方法の詳細とメリット・デメリットをまとめました。
是非、自分にあったムダ毛処理方法を見つけて見て下さい!
脱毛と除毛の違い
ムダ毛の処理方法には大きく分けて
『除毛』 と 『脱毛』 の2つの方法があります。
● 『除毛』は、一時的に毛を処理する方法です。
効果は一時的で、毛はまた生えてきますが、簡単にできて、費用が安いのが特徴です。方法は、
毛抜き、カミソリ、除毛ワックス、除毛クリーム
があります。
● 『脱毛』は永久に毛を生えてこなくする(または、薄くする)方法です。
処理には時間がかかり(数年~)、費用も高いですが、効果は一生続きます。方法は、
脱毛器、脱毛エステ、医療レーザー、(針脱毛)があります。
(“針脱毛”は毛根部にハリを刺して、電気を流して毛根を死滅させる方法です。
しかし、激痛や手間の問題から、今では医療レーザーの方が主流となっているようです。)
それではそれぞれの方法について詳しく見て行きましょう。
『除毛』方法
毛抜き
コスト |
◎◎ |
処理時間 | ☓☓ ~数時間(一本一本抜くので手間) |
痛み | ☓☓ 抜くので痛い |
持続時間 | ◯ ~数週間 |
皮膚へのリスク | 毛穴が広がる、赤いブツブツ(毛包炎) |
実施場所 | 自宅 |
実施条件 | 掴める程度の毛の長さが必要 |
(詳細)
自分で一本一本抜く方法です。
費用が安く、手軽にできますが、痛み伴い、時間がかかります。
“抜く”ので効果は持続しますが、毛穴が広がるので、ボツボツになるリスクや、
抜くときの刺激で炎症になる恐れがあります。
時間があって、ピンポイントでムダ毛処理したい場合においては、むいているかもしれません。
カミソリ
コスト | ◎ カミソリと潤滑剤代(数百円~数千円) |
処理時間 | △ ~1時間 |
痛み | ◯ 剃るだけなので痛くない |
持続時間 | ☓ ~数日間 |
皮膚へのリスク | 毛が太くなる、埋没毛、カミソリ負け |
実施場所 | 自宅 |
実施条件 | カミソリ負けする敏感肌NG |
(詳細)
痛みもないし、安いし、すぐにキレイになるポピュラーな方法ですね。
ただし、毛をカットするだけなので、すぐに生えてきますし、
毛の断面が鋭利になっているので、生え始め時にチクチクします。
カミソリ負けしなくて、継続的にカミソリで処理できるなら向いるかもしれません。
除毛ワックス
コスト | ◯ 数千円~ |
処理時間 | ◯ 1回~10分 |
痛み | ☓☓ 抜くので痛い |
持続時間 | ◯ ~数週間 |
皮膚へのリスク | 毛穴が広がる、赤いブツブツ(毛包炎) |
実施場所 | 自宅、エステサロン |
実施条件 | ワックスに付く程度の毛の長さが必要 |
(詳細)
温めた水飴のようなワックスを肌に塗って、
その上に紙を乗せて、乾かしてから、一気に引き剥がす方法です。
抜くので痛みと炎症リスクは伴いますが、スピーディで効果の持続が見込めます。
短時間で、高いレベルでツルツルのなりたい場合、最適でしょう。
除毛クリーム
コスト | ◯ 数千円~ |
処理時間 | ◯ 1回~10分 |
痛み | ◯ 毛を溶かすだけなので痛くない |
持続時間 | △ ~1周間 |
皮膚へのリスク | 除毛剤の皮膚ダメージ |
実施場所 | 自宅 |
実施条件 | クリームが肌に合わない場合NG |
(詳細)
毛を溶かす成分が入ったクリームを塗る方法です。
無痛で効果の持続も期待できます。
(毛根までには入り込まないので、脱毛はできません。)
カミソリよりも、コストはやや上がるけど、簡単で効果が地蔵するという意味で、
カミソリのワンランク上の除毛方法という位置付けです。
『脱毛』方法
脱毛器
コスト | ☓ 数万円~(使用回数は有限) |
処理時間 | △ 1回数十分 |
痛み | ☓ 光で毛根を焼くので痛い |
持続時間 | ◎ ~2週間(だんだん少し薄くなる) |
皮膚へのリスク | 毛穴が広がる、火傷(炎症)(光タイプ) |
実施場所 | 自宅 |
実施条件 | 日焼け無い方が良い |
(詳細)
光で毛根にダメージを与える方法で、毛が生えてこないようにしていきます。
サロンでやる光脱毛や、クリニックでやるレーザー脱毛と同じ原理です。
サロンやクリニックに比べて、出力は大幅に弱いですが、自宅でできるのが利点です。
価格は、脱毛器は数万円~でサロンやクリニックより安いですが、照射回数は有限で、専用カートリッジを買い換える必要があります。
効果とランニングコストからコストパフォーマンスを見極める必要があります。
(熱線脱毛方式という熱を用いたものもありますが、光タイプよりも値段は手頃ながら効果は低いようです。)
脱毛器のスペックを比較と、おすすめの脱毛器についてまとめはコチラ。↓
実際に脱毛器で腹毛を脱毛した様子はコチラ。↓
脱毛エステ
コスト | ☓☓ 10~20万(全身の場合) |
処理時間 | ☓☓ 1回1~2時間 |
痛み | ☓ 光で毛根を焼くので痛い |
持続時間 | ◎◎ 2~3ヶ月に一回(1~2年通えば、薄くなる) |
皮膚へのリスク | 毛穴が広がる、火傷(炎症) |
実施場所 | エステサロン |
実施条件 | 施術に合わせてある程度生やす必要あり、日焼けNG |
(詳細)
IPL方式とSSC方式とがあります。
IPL(インテンス・パルス・ライト)方式は、光で毛根にダメージを与える方法で、毛が生えてこないようにしていきます。
クリニックでやるレーザー脱毛と同じ原理です。
クリニックに比べて、出力は弱いですが、費用が安いです。
SSC(スムース・スキン・コントロール)方式は、肌に抑毛成分ビーンズの入ったジェルを塗って、光を照射すると、光に反応して抑毛成分が毛根に浸透するというものです。
IPL方式に比べて、痛みや肌へのダメージは少ないですが、効果も低いです。
医療レーザー
コスト | ☓☓☓ 40~50万円(全身の場合) |
処理時間 | ☓☓☓ 1回1~2時間(完成するのに約2年) |
痛み | ☓☓☓ レーザーで毛根を焼くので痛い |
持続時間 | ◎◎◎ 2~3ヶ月に一回(1~2年通えば、生えてこない) |
皮膚へのリスク | 毛穴が広がる、火傷(炎症) |
実施場所 | クリニック |
実施条件 | 施術に合わせてある程度生やす必要あり、日焼けNG(厳禁) |
(詳細)
レーザーで毛根を破壊する方法で、毛が生えてこないようにしていきます。
脱毛器やエステサロンの光方式よりも出力が強いレーザーを使うので、医療機関でしか実施できません。
その他の脱毛方法に比べて高い効果が効果が期待できる分、費用は高く、痛みも伴います。
(痛みは輪ゴムを弾かれる程度ですが、医療機関なので希望すれば麻酔も使ってもらえます。)
目安ですが、
期間は約2年(1~3年)、
相場としては、約40~50万(全身脱毛の場合)
くらいかかります。
光やレーザーの脱毛処理は、毛の色素(メラニン)に反応しますので、基本的に日焼けNGです。
日焼けは、皮膚中のメラニンが増えている状態なので、そこへ光照射すると肌へのダメージも増えることになります。
同じ理由で、地肌の黒い人は出力を落としながら照射する必要があるため期間(施術回数)が長引く傾向にあります。
まとめ
脱毛処理は永久性がありますが、費用が高いのが難点ですね。
ということで、
脱毛に興味がある場合は、
「まずは『除毛』で処理しておいて、
お金を貯めて、『脱毛』に踏み切る。」
という流れが、最も一般的です。
是非、自分にあったムダ毛処理方法を見つけてみてください!